ひと技ココロとは

ものづくりの基本は人にあり

クリエイターが受け止めた想いを込めて

ひと技ココロ制作委員会

金沢はものづくりのまちといわれます。2009(平成21)年3月、金沢市は市町村では全国で初めてとなる「ものづくり基本条例」を制定し、同年6月には世界で初めてユネスコ・クラフト創造都市に認定されました。

背景には、ものづくりにこだわり、大切にしてきた土壌があります。加賀藩主前田家は歴代、文化振興に力を入れ、文化人や名工を招聘、当地独自の素材と技術の醸成が相まって、独創性、多様性に富んだ工芸品が確立されました。

藩政期から400年以上にわたって、育まれたものづくりの精神と技術は今も脈々と受け継がれ、明治以降は、繊維産業と織機機械産業が発達し、その子孫ともいうべき情報・デザイン産業が息づいています。藩主が力を入れた茶道は、工芸や食品産業につながりました。

かつて藩が百工比照や細工所を設けてものづくりの育成に努めたように、ものづくりを大切にして後世に引き継いでいくための基本は人づくりにあります。「ひと・技・ココロ」は、金沢に息づくものづくりの高度な技術と精神にスポットを当て、ものづくり産業を担う人と技、そして心を伝えるサイトです。

サイト制作は金沢市が運営するインキュベーションオフィス「ITビジネスプラザ武蔵」に入居するメンバーの有志が担当しました。ジャンルが異なるものの同じものづくり携わる「クリエイター」たちが、現場を訪ね、受け止めた想いをこのサイトに織り込みました。ものづくりの背景にあるわくわく感に触れていただき、金沢のものづくりがもっともっと元気になってくれる源を発信していきます。

このサイトを通じて、ものづくりに携わる人たちの息づかいや心を受け止めていただき、金沢のものづくりが光り輝き続けることを知っていただければ幸いです。